ちょっと前のニュースになりますが、
直木賞に門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」が選ばれました。
本の内容は、
賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。(講談社より)
宮沢賢治の実家が質屋だったというのは
この受賞の時まで知りませんでした。
私と同じ立場だったと思うと少し宮沢賢治に親近感がわきます。
その後の人生は全然違いますが、
宮沢賢治も実家が自営業というのが嫌だったと聞きました。
私も実家が質屋であることは、
同級生のみんな知っていることなので、
小学・中学生時代は嫌でした。
サラリーマン家庭が標準とするなら
自営業はちょっと他人と違うという意味で嫌でした。
高校生になると近所の同級生はいないので
実家が質屋であることを同級生は知らないので
そういう嫌だった気持ちは自然と消えていきました。
そして大学生で一人暮らしをした時は、
実家の商品として店頭に並んでいる
中古のコンポやテレビを貰って
アパートに持ってきていたので、
逆に自営業の子でよかったと思うように変わってきました。
人間、立場変われば考え方も変わりますね。
大学卒業後は宝石の商社に約6年勤め、
実家の質屋を継いで
今日まで質屋業を頑張ってやっております。
今日は定休日ですのでゆる~く
私と宮沢賢治の共通点を探してみました。