「実は最初はそうじゃなかったこと」というのが
今SNSで流行っているというのをテレビでやっていました。
例えば、
「最初は、黒ひげ危機一発を飛ばした人が勝ちだった」
なんてのがあります。
昔と今ではルールが真逆になってしまった例です。
質屋でも「実は最初はそうじゃなかったこと」があるのではと考えました。
質屋が出来たのは、700年以上前の鎌倉時代だと言われています。
ただ、鎌倉時代の資料があまりないので
こちらでは江戸時代を最初とさせて頂きます。
江戸時代の質草(取扱品目)はなんだったのだろうか?
江戸時代の質草は主に、
古着(着物)・反物・大工道具類・鍋等の
生活必需品が多かったそうです。
現在の質屋の質草で多いのは、
ブランドバッグ・宝石・貴金属・時計です。
江戸時代は生活必需品が主でしたが、
現在は嗜好品が主流と質草も変わりました。
質草以外にも何か違いがないかを本などを見て調べてみました。
そうすると、質草以外にも違いがありました。
それは流質期限です。
現在の流質期限は3ヶ月ですが、
江戸時代には、10ヶ月と6ヶ月の2種類があったそうです。
現在の流質期限は3ヶ月ですが、期限の延長も可能です。
しかし江戸時代は
期限の延長が出来たかどうかが
今回調べただけでは分かりませんでした。
今回の結果では、黒ひげの様な真逆な事にはなりませんでしたが、
質屋にも最初と現代では違っている部分は他にもありそうです。