昨日のブログで「実は最初はそうじゃなかったこと」
をお話しましたが、
今日は実はシリーズ第2弾をします。
初対面の人と会って職業を聞かれた時に
「質屋です。」と答えると
きょとんとされることが多々あります。
そういう時に
「質屋と言う職業を知らない人って多いんだな。」と実感します。
そこで、
「ブランドバッグや宝石などを質預かりしたり
買取したりするんだよ。」と説明すると、
一番多いリアクションは
「ああ、コメ兵と同じね。」と言われることです。
ブランドバッグや宝石や時計を買取するのは同じですが、
コメ兵さんは質預かりはしていません。
つまり、コメ兵さんは質屋ではないんですね。
コメ兵さんは本社が名古屋ということもあり、
名古屋人にとっては最も耳にするリサイクル業なんですね。
名古屋では40年前くらいから
「いらんものはコメ兵へ売ろう!」というフレーズで
CMをしていたので、名古屋人にとっては
「要らない物を売る時はコメ兵」
というのが定着しているのだと思います。
質屋も最近ではお金を借りる所というよりは
ブランド物を買取する場所というイメージが強くなってきたので
「質屋」と「コメ兵」がごっちゃになってしまうのだと思います。
「質屋」=「リサイクル」
「リサイクル」=「コメ兵」
という図式が成り立っているのでしょう。
コメ兵さんは質屋ではないのですが、
愛知県では、昔から質屋とのつながりは多いんです。
質草として着物が主力商品だった昭和の時代には、
多くの質屋さんでは質流れになった着物を
コメ兵さんに買っていただいていました。
現在も直接取引をしたり
コメ兵さん主催のオークションに参加するなど
愛知県の質屋さんとは未だに繋がりが深いんですね。
だからと言ってコメ兵は質屋ではないんです。