漢字1文字で今年の世相を表す
「今年の漢字」が「令」に決まりました。
今年はなんといっても新元号「令和」
という時代になったことが一番印象的でしたよね。
いつも予想しても当たりませんが、
今年はばっちり当たりました。
そこで質屋の今年の漢字1文字を考えました。
質屋の2019年の今年の漢字は
ジャカジャカジャカジャカ
ジャン!
「金」です。
あれっ、なんか見たことあるぞ~と思った貴方。
するどい。
2000年に今年の漢字で実際に選ばれていました。
2000年はシドニーオリンピックの年で、
女子マラソンの高橋尚子さんと
女子柔道の田村亮子さんが金メダルを獲りました。
そして、金大中と金正日による初の南北首脳会談がありました。
このような理由から「金」が選ばれました。
でも、質屋の今年の漢字「金」は全く意味が違います。
今年の後半は、米中貿易摩擦が激化したことから
金相場がじわじわ上昇し、
年初から比べて約20%アップしています。
それによって質屋での預りや買取の
金の取引量も上昇しました。
もう一つの理由は、
合成ダイヤモンドの製品が市場に流通し始めたことです。
2018年にデビアスが
子会社を設立したという 話をしましたが、
実際に今年に入ってから
合成ダイヤを目にする機会が増えてきました。
この合成ダイヤと天然ダイヤの見分けはかなり難しく、
質屋が取り扱うダイヤモンドにも少なからず影響が出てきました。
この2点の理由で質屋の今年の漢字を「金」としました。
あれっ?
ダイヤモンドは金じゃないじゃんとお思いでしょう。
実はダイヤモンドを漢字で書くと
「金剛石(こんごうせき)」と書きます。
おあとがよろしいようで。