株・金・時計 それぞれの相場

 ロシアのウクライナ侵攻が開始されて
早くも1ヶ月が過ぎました。
コロナ禍で停滞する経済ですが、
戦闘が続いている間は
さらに経済への打撃があります。
原油高による原材料費の高騰は
想定外のインフレを招いています。
日経平均株価も2月の後半からは
大幅下落・大幅上昇と
値動きの激しい展開になっています。

日本の金相場も同様に、
3月に入ってからは8,000円大台を
超えてくる高値になったが、
その後急落し、
そしてまた上昇してきました。
株価と同様乱高下しています。

質屋が扱う商品で主要なアイテムの一つに時計があります。
時計の動向はというと、
コロナ禍の2年間で、相場は上昇してきました。
メーカー、モデルによっても相場の変動が違うため、
全部上昇しているとは言えません。
ただし、パテックフィリップとロレックスの
スポーツモデルは日本定価を上回る大幅上昇になったのは事実です。
ロシアのウクライナ侵攻が開始されてからはというと、
戦争による消費意欲の低下と
在庫過多の要因から
一時は相場が下落しました。
しかし、円安が進むと
国内相場も持ち直してきました。

株・金・時計の三つが上昇することはかなり珍しい状態です。
通常は経済が上向いた時に株価は上昇します。
その時には金利も上昇するので
金利を生まない金が下落します。
しかし今回はどれも上昇しています。
本格的なインフレが始まっているということなのでしょうか?