![質流れになった品物はどこへ行くのか?](https://yamakawa78.com/wp-content/uploads/2020/02/shichimaru-hand_300-220.jpg)
お客様から
「質流れ品がどこに売られていったのか?」
と聞かれることがあります。
「質預かりを利用したが、
期限に間に合わず質流れになってしまった」
や
「流質期限の時には資金的に厳しかったけど、
資金的なゆとりが出来たので戻したい」
などの理由で
もう一度買い戻したいがどうすればよいか?
という問い合わせがあります。
一番良いのは、その品物がまだあって、
お客様の手元に戻るのが一番良いのですが、
質流れ期限を過ぎてから
だいぶ日にちが経ってしまった場合は、
もうお手元へ戻すことが出来ない確率が高くなります。
ですから
流質期限に間に合わなかった場合には、
出来るだけ早く連絡を頂くことをお勧めします。
期限日その日にすぐ品物を処分してしまうということは
ほとんどありませんので
出来るだけ早くにご連絡いただくことをお勧めします。
ただ、ご連絡を頂いても
必ずお手元に戻る訳ではありませんので
そのことはご了承ください。
それでは、質流れ品はどこへ行ってしまうのでしょうか?
基本的には個々の案件に対して
どこに売却をしたかを申し上げることは出来ません。
もう売れてしまったものを取り戻すことは出来ない為
分かったところでどうすることもできません。
ここからは一般的な話になります。
大別すると4つの売り先に分かれます。
質流れ商品がどこに売られていくか?
オークション
![](https://yamakawa78.com/wp-content/uploads/2020/10/brandauction-a.jpg)
行き先として一番多いのはオークションです。
オークションと言っても
よくテレビで美術品を落札するようなのではなく、
質屋や古物商が集まる市場で、
そこに商品を出品して、
1点1点競りにかけて買い手に購入してもらう
というのがオークションです。
現在はコロナ禍の影響で
ネットオークションに切り替えて開催している為、
会場へ足を運ばずに入札できるようになっています。
出品商品としては、
宝石・貴金属、時計、
ブランドバッグ、電化製品などがあります。
こむかい
買取業者に直接店頭で品物を仕入れていただくことを
「こむかい」と言います。
最近は「こむかい」という言葉も使わなくなりましたが、
オークションに出品しない品物をこむかいで売却します。
金やプラチナなどの地金製品やダイヤ製品が多いです。
地金製品やダイヤ製品の価格は、
その時々の相場変動の影響を受けやすい為、
早めに売却することが多いです。
店頭販売
![](https://yamakawa78.com/wp-content/uploads/2020/03/tenpo1.jpg)
主にブランドバッグは店頭販売することが多いです。
ブランドバッグ以外にも小売り向きのジュエリーは
店頭販売します。
以前は名古屋質屋協同組合で運営していた
大須セブンで販売する時代もありましたが、
現在は組合の販売店舗は閉鎖しています。
大須セブン存続時には質流れバーゲンセールで
多くの人が行列を作ることもありましたが、
時代の流れで店頭販売から
ネット販売に主流が変わってきています。
ネット販売
店頭販売と同じくブランドバッグとジュエリーを
インターネットで販売します。
このように、商品はいろいろな販路で売却されます。
高く売却できれば高く品物を預かることができるので、
1点1点どのように売却すれば高く売却できるかを質屋も考えています。