![質屋用語は分かりにくい件](https://yamakawa78.com/wp-content/uploads/2021/02/shichi-shoshinsya-a.jpg)
質屋の質預かりをご利用いただいているお客様で、
流質期限を延長する為に質料をお持ち頂きます。
その時に
「今日はどうされますか?」とお尋ねした時に
「延長で」とか「質料で」と
おっしゃていただけるお客様はごくわずかで
「あれで」や「しつりょう」など
なかなか質料という言葉がなじみがなく
使いづらいようで、
すぐに「質料」はでてきません。
そこで今日は「質料」(しちりょう)
についてご説明します。
![](https://yamakawa78.com/wp-content/uploads/2021/02/azukari-a.jpg)
質預かりとは、
期限内に質料と元金をお支払いいただけば、
預けた品物がお客様の手元に戻ってくるシステムです。
元金(もときん)とは、
お客様の品物を担保に現金をご用立てした金額のことです。
この元金は皆さんご存知だと思います。
分かりにくいのが質料(しちりょう)です。
簡単に説明してしまうと質料とは利息と同じことです。
利息は、借金をして返済をする時に
元金に上乗せして返済する金額のことを
利息と言います。
質屋の場合は、
お客様の品物を預かり、大事に保管しております。
その為質屋では、
利息と保管料を合わせたものを質料と言います。
実は、もう一つ質料と言うのには理由があります。
質預りでは、お客様の物を担保にご融資します。
預けた品物を諦めれば
返済の催促をされることは一切ありません。
一方、消費者金融は無担保での信用貸しになります。
無担保の為、消費者金融では
督促や取り立てなどの怖い思いをするリスクがあります。
質屋では消費者金融とは違い
安心してご利用頂けるという
イメージを大切にしたい為に
消費者金融と同じ「利息」という言葉は使わず、
「質料」という言葉を使っているんです。
ちょっと分かり難くて申し訳ありませんが、
「質料(しちりょう)」という言葉を
覚えて頂けるとありがたいです。