真珠価格3年で2倍 「持続可能な宝石」世界からニーズ
真珠の産地価格が急上昇している。
2022年度は新型コロナウイルス禍が本格化する前だった19年度の2倍を超えた。
養殖に使う貝の大量死が一因だが、産地が確かで質も高い日本の養殖真珠は、円安もあり世界的なブームの様相だ。
SDGs(持続可能な開発目標)への関心から、宝石にも倫理的な妥当性を求める考えが広がっている。
(日経新聞より)
先日の日経新聞にこのような記事が掲載されました。
インフレでどんな物でも価格が上昇していますが、
真珠も3年前の2倍の価格にまで上昇しました。
記事にも書いてあったように高騰の理由は以下の2点です。
第一には、養殖しているあこや真珠の大量死による供給不足。
第二には、海外の人にとっては、円安になったことにより日本製品が割安に購入できる。
その中の一つに和珠のあこや真珠が人気であるということです。
それでは、中古市場ではどうなっているのでしょうか?
実は、真珠と言うのは購入する時は高価なのですが、
売却する時には値段がすごく下がってしまう商品になっています。
5年前の話になりますが、
10万円以上で購入したアコヤ真珠のネックレスが、
売る時には1万円にも満たない価格になってしまうということも良くありました。
真珠は他の宝石と違って経年劣化する宝石なんです。
保管状態が悪い場合は、すごく光沢のあった真珠も光沢がなくなってしまいますし、
ホワイトカラーだった真珠も保管状態によっては黄色く変色したりします。
その為に売却する時に凄く安くなることがあります。
それでは現在の中古相場はどうなっているかと言うと、
新品商品同様高騰しています。
私の私見では、3年前の2倍以上に高騰している感じです。
やはり海外需要の増加、特に中国で日本のあこや真珠の人気が高いそうです。
不要になった真珠製品をお持ちの方は今が売り時かもしれませんね。
巷の噂では、まだまだ高騰しそうだとつぶやかれていますが、先の事は誰にもわかりません。
自己判断でお考え下さい。
真珠は保管方法が大事です。
保管法のワンポイントアドバイスを書いておきます。
パールを保管する時のポイント
使用後は乾拭き
パールを身に着けると、
パールに汗や化粧品がパールに付着してしまいます。
その為、使用後は乾いた布で汗などをふき取ってください。
少し日陰で乾かせたらよりベターです。
ケースに入れて保管
真珠は紫外線に弱いので
ケースに入れて日掛けに保管して頂くだけでオッケーです。
たまに防虫剤入りのタンスにしまっていて
変色してしまったというケースもありますので
防虫剤入りのタンスは気を付けましょう。