【名古屋の質屋ブログ】金相場が暴落した日、落ち着いて見直したいこと

 金(ゴールド)価格が大幅に下落しました。
日経新聞によると、
前週までの急激な価格上昇の反動で利益確定の売りが一気に膨らみ、
相場が急落した1月29日から30日にかけて、
わずか1日で金の「時価総額」はおよそ4.3兆ドル(約670兆円)も減少したとされています。
この1年間、金融市場では「安全資産」として人気を集めてきた金ですが、
ここにきて投機的な商品としての側面がより強く表れた形です。

 実際、国内大手貴金属メーカーの販売価格(税別)を見ても、
2月2日(月)のGOLD価格は 26,712円 と、前日比で 2,916円の下落。
数字だけを見ると、確かに「大幅下落」という印象を受けます。
ただ、少し視点を引いてみると、
1月28日(水)のGOLD価格は 25,441円 でした。
つまり今回の下落は、「暴落」というよりも、
数日前の水準に戻っただけとも言えます。
このように短期間の値動きだけを切り取ってしまうと、
実態以上に不安を感じてしまいがちです。
とはいえ、問題なのは下落そのものというより、
このような乱高下が続くことでしょう。
価格が急激に動く局面では、
どうしても人は感情に引っ張られやすくなります。
株式投資でも同じですが、
大幅に下落した場面で慌てて売却してしまい、
結果的に後悔するケースは少なくありません。
暴落時こそ必要なのは、
「今どう動くべきか」ではなく、
「もともと自分はどう考えていたのか」を思い出すことです。

・いつ売るつもりだったのか
・どの価格帯を目安にしていたのか
・資金的に余裕はあるのか、急いで現金化する必要はあるのか

こうした点を一つずつ冷静に整理することが大切になります。

最終的に、
「いつ売るのか」
「どのタイミングで判断するのか」
これは他人が決めてくれるものではありません。
ご自身の考え方や資金状況、そして目的に基づいた自己判断こそが、何よりも重要になります。
相場が荒れている時ほど、
慌てず、騒がず、一歩引いて全体を見る。
それが、長く付き合う資産として金を扱ううえでの、いちばんの基本なのかもしれません。