宝石業界の現状

 先日、以前に私が勤めていた会社の先輩と
話す機会がありました。
私が以前勤めていた会社は宝石の商社でした。
宝石商社は、宝石を製造し、
問屋さんや小売店さんに商品を販売する会社です。
私はそこで約6年間働いていました。
新入社員として初めて配属されたのが名古屋支店でした。
そこに先輩もいましたが、最初は口もきいてもらえませんでした。
確かに入社当時の私は、やる気もないし社会人としてのマナーもないしで
めちゃくちゃ使えない社員でした。
使えない社員の割には自分にその自覚がなく、
のんびり仕事すればいいやという態度でしたので
先輩も見放していたかもしれません。
それでも数年たつと、間に合わないなりに少しは会社のお役に立てるようになったので、
その頃から先日お会いした先輩にもしゃべってもらえるようになりました。
話すようになってからは仲良くなり、25年以上仲良くしていただいています。

実は、私が退職して数年後にその会社はなくなってしまいました。
先輩は別の宝石商社に転職して、
今もバリバリ宝石を売っています。
そんな宝石業界通の先輩に
宝石業界の現状を聞きました。

宝石商社が卸す商品は、
主にデパートやショッピングセンターに入っている
ジュエリーショップで販売されています。
それ以外にも路面店である町の宝石屋さんで販売されています。
リーマンショック後の不景気で
国内消費も縮小していましたが、
「爆買い」と言う言葉が流行った
2014年から2015年頃にかけて
中国人観光客のインバウンド消費によって、
デパートに入っている宝石店は売り上げを伸ばし、
宝石業界も少し盛り返したそうです。
ただ、その後の中国の関税で、
海外で購入した商品を中国内へ持ち込む際の課税を強化したことにより
高額な宝石の売り上げは下がってしまったそうです。
それに加えてこのコロナ禍です。
厳しい経営が続いていると言っていました。
また、地域密着型の小規模宝石屋さんも後継者不足や
顧客の高齢化により
売り上げの減少や廃業する宝石店も増えているのが現状です。

質屋業界も厳しいですが、宝石業界も厳しいですね。
「業界が縮小していくのは時代の流れで仕方がないことなので、
その中で、生き残り方を考えていかなければいけない。」
と先輩のありがたいお言葉を頂いて
私も元気を頂きました。