
少し前のデータにはなりますが、
真珠の世界シェアはこの20年で大きく変化しています。
1994年には
・アコヤ真珠:69%
・シロチョウ真珠:18%
・クロチョウ真珠:13%
それが2015年には
・アコヤ真珠:30%
・シロチョウ真珠:48%
・クロチョウ真珠:22%
と、海外産の真珠が約7割を占める時代になりました。

■ アコヤ真珠は「衰退」しているのか?
アコヤ真珠は、日本で養殖されるいわゆる「和珠」。
この数字だけを見ると、「日本の真珠は衰退しているのでは?」と感じるかもしれません。
しかし、実際は少し違います。
海外(特に南洋真珠)の養殖技術が向上し、生産量が増えた
アコヤ真珠は環境的に大量生産に向いていない
つまり、アコヤが減ったというより、他が増えたという構図です。
■ 日本では今もアコヤ真珠が主役
日本人にとっての真珠といえば、やはりアコヤ真珠。
冠婚葬祭で身につけるネックレスの多くは、
今でもアコヤ真珠が選ばれています。
世界シェアは下がっても、
国内需要は非常に安定しているのが特徴です。
■ 質屋目線で見る「真珠の価値」
ここは少し現実的な話になります。
真珠はよく
「買うときは高く、売るときは安い」
と言われます。
その理由は、ダイヤモンドと違って
経年劣化が避けられないからです。
・黄ばみ
・テリ(光沢)の低下
・表面の劣化
こうした変化があると、どうしても評価は下がってしまいます。
■ 真珠を長く美しく使うために
とはいえ、少しの心がけで状態は大きく変わります。
大切なのは、難しいことではありません。
① 使用後は必ず拭く
着用後は、乾いた柔らかい布で
汗や皮脂をしっかり拭き取りましょう。
② 保管環境に気をつける
真珠はとても繊細です。
・高温多湿
・直射日光
・急激な温度変化
これらはすべて劣化の原因になります。
桐箱などに入れて、暗くて風通しの良い場所に保管するのがおすすめです。
※防虫剤(ナフタリン)は変質の原因になるため避けましょう。
■ まとめ
真珠の世界は、
「アコヤ中心」から「海外真珠の台頭」へと変化しました。
しかし、
・品質の高さ
・日本での安定需要
・冠婚葬祭での定番性
を考えると、アコヤ真珠の価値がなくなることはありません。
むしろ今は、
“量より質”の時代の真珠とも言えます。
せっかく手にした真珠。
少しだけ気を配って、長く大切に使っていきたいですね。






