5月の誕生石はエメラルドです。
エメラルドと言えば宝石をあまり知らない人でも
知っている有名な宝石のひとつです。
俗に言う、三大貴石のひとつです。
三大貴石とは、エメラルド、ルビー、サファイアです。
緑のエメラルド、赤いルビー、青いサファイアと
みんなが知っている宝石であり高価な宝石でもあります。
現在のエメラルドの産出は、約80%が南米のコロンビア産です。
他にもブラジル、マダガスカル、ザンビア産のエメラルドもありますが、
最高級にランク付されるエメラルドは
コロンビア産である場合が多いです。
それでは、どんなエメラルドが良いのでしょうか?
それは、色、透明度、テリのランクが良いものほど最上級となります。
色は濃く、深いグリーンが上級です。
青みがかったグリーンになると最上級になります。
ただし、濃すぎるのもマイナスになるのでこの加減は難しいです。
透明度は、より不純物を内包していない物ほど高くなりますが、
エメラルドは他の宝石よりも内包物の多い宝石ですので、
インクルージョン(内包物)が全くない物は
合成の可能性もあり、
程良いインクルージョンがエメラルドの深みを増しているので
少しのインクルージョンは当たり前と考えられます。
次にテリは、輝きが良いほど上級になります。
これは、カットのバランスとインクルージョンの入り方によって変わってきます。
透明度と共通しますが、インクルージョンがないほど輝きも良くなります。
これらの評価に加え、
エメラルドの場合は含侵処理されているものが当たり前です。
エメラルドは内包物が多いので、
それを隠すためにオイルや樹脂を含浸してキズや内包物を隠します。
このような処理のことをエンハンスメントと言います。
このエンハンスメントは傷を隠すだけで
色は本来の色を活かしていますが、
トリートメントという処理は、さらに色も変えている処理です。
当然、トリートメント処理の物の方が評価は下がります。
鑑別書にもエンハンスメントやトリートメントといった記載がありますので
鑑別書をお持ちの方は無くさない方が査定金額も上がります。
当店では販売もしています。
おしゃれなエメラルドを是非一度見に来てください。