フリマアプリのトラブル

 今日は、先日ご来店頂いたお客様のお話しです。
それは、フリマアプリのトラブルで困ったというお話しでした。
探しているモデルの黒色バッグが
フリマアプリで見つかったので購入したそうです。
そして購入した商品が届いて品物を見てみると、
ブラックではなく、ダークブラウンだったそうです。
色違いということで、返品を申し出たけれども
返品に応じてもらえず
泣く泣く購入したと言ってました。
普通のお店であれば、
ダークブラウンをブラック表記することはほとんどありません。
万が一間違えてブラック表記にして売ってしまったら、
当然返品を受けると思います。
しかし、フリマアプリは「CtoC市場」です。
売る側も素人なので、
商取引の倫理観が欠ける対応をする人も少なくありません。
これからより一層「CtoC市場」が拡大していきます。
ただ、この新しい「CtoC市場」では
法整備がしっかりしていないことでトラブルも多くあります。
ここで、フリマアプリの取引データを調べてみました。

PIO-NETにみるフリマサービス関連の相談件数の推移

トラブル件数増加

国民生活センター調べによると、
「フリマアプリ」に関するトラブルの相談件数が
増加中という結果になっています。
2017年は、5年前の2012年度の相談件数の20倍近くに増えています。

フリマ契約購入金額 (国民生活センター)

金額別のトラブル件数

意外と金額の高いトラブルが多く、
1万円以上のトラブルが半数を超えている結果になっています。

相談事例としては

事例1:商品が偽物だった

フリマアプリで購入した商品が偽物だったのに
出品者に返品に応じてもらえず、
アプリ運営事業者に相談したら
「当事者間で話し合うように」と言われた。

事例2:購入者に偽造品だと言われ、商品代金が支払われない

フリマアプリで出品・発送したブランドバッグを
購入者に偽造品だと言われ、商品代金が支払われない。

事例3:規定の支払い方法以外で入金したら商品が届かなかった

フリマアプリで商品を購入したところ、
商品代金を出品者の銀行口座に振り込むように持ちかけられ、
振り込んだが商品が届かなかった。

これら以外にもいろいろな相談が国民生活センターに寄せられています。
フリマアプリを利用する時は、
ルールを守り、ある程度の勉強をしてから
利用することが大事になってきます。