ダイヤモンドを購入する時はどこにこだわるのか?

 質のヤマカワでは、質預かり・買取のほかに販売もしています。
販売でご来店頂くお客様の中には、中古品の宝石に抵抗感のあるお客様もいます。
「中古の宝石だと前に使っていた人の怨念があるから嫌だわ。」
と仰る方もいます。

特に婚約指輪としてダイヤモンドリングを購入する方は、
結婚ということから中古のダイヤモンドを嫌がります。
「婚約指輪は給料の3か月分」と言うようにグレードも良く、かなり頑張った値段のモノを婚約指輪として購入する訳ですからまっさらなダイヤモンドを購入したいと思うのは当然のことです。

採掘された原石のダイヤを研磨して、初めてジュエリーとして使用されるダイヤモンドのことを
「ヴァージンダイヤ」と言います。
純白ドレスを身にまとったお嫁さんの為のダイヤモンドですからヴァージンダイヤをご希望されるのも理解できます。
しかし、ヴァージンダイヤを指定して購入することはできません。

ヴァージンダイヤと中古ダイヤの見分けはできない。

どの鑑別機関でも鑑定書にバージンダイヤと記載している鑑定書はありません。
また、カルティエやティファニーなどの一流ブランドでもヴァージンダイヤとうたっているブランドはありません。
これは、バージンダイヤと中古ダイヤを見分ける方法がないからなのです。

実際に世界中で流通しているダイヤモンドの30%前後は中古のダイヤモンドであると推定されています。
ダイヤモンドは地球上でもっとも固い鉱物であり、傷もつきにくく、再利用しやすい宝石です。
ですからヴァージンダイヤであろうと再利用したダイヤであろうと何ら変わりのないダイヤです。
購入する時は、ヴァージンダイヤであることにこだわるのではなく、ダイヤモンドの品質にこだわって購入していただくことをお勧めします。
たまにバージンダイヤとうたって販売しているお店もあります。
しかし、バージンダイヤであるという証明が出来ない以上、100%の保証はできないことを承知して購入してください。
ヴァージンダイヤであるというプレミア感にお金をかけるよりも品質そのものにお金をかけた方が資産としてのダイヤモンドの価値は高くなります。
一生に一度の購入なだけに慎重にお選びください。

「ダイヤモンドは永遠の輝き」と言うように長くダイヤモンドジュエリーを使用しても変わらない価値がありますので資産としてもダイヤモンドは価値の高い品物と言えます。