質屋のシステムがよく分からないという件

「質屋の質預かりを利用したいけど
システムがいまいちよく分からないから
利用をためらっている。」
という意見も聞きます。
たまに勘違いするケースの例として、

「品物を預ける」 
「品物の査定金額分の現金を受け取る」
   ↓↓ 期日までに
査定金額分の現金を持って行く」
「品物が手元に戻る」

このように思っている方もいらっしゃいました。

このようなシステムでは、
質屋の利益が全く出ない為に
質屋としての商売は成り立ちません。
期日までに
査定金額分の現金を持って行く」
のところで
「期日までに査定金額分の現金
期日までの質料を持って行く」
にすると
質料分が質屋の利益になる為経営が成り立ちます。

質預かり

そんな質屋の利用法を知らない人のためにご説明します。「質預かり」とは、
期限内に質料と元金をお支払いいただけば、
預けた品物がお客様の手元に戻ってくるシステムです。
元金とは、質預かり時にお客様が手元に受け取る金額です。
品物を査定した時の金額と同額の場合が多いです。
質料とは、借りたお金の金利プラス品物の保管料のことを言います。
質料は1か月単位で計算し、
品物を受け出す時期が早ければ安い金額で、
遅くなれば増えた月分の金額が加算されます。

1か月以内に受け出しする時は、元金プラス1か月分の質料
2か月以内に受け出しする時は、元金プラス2か月分の質料
3か月以内に受け出しする時は、元金プラス3か月分の質料

このような感じで元金と預かり期間分の質料で
品物を受け戻すことを質預かりと言います。
3ヶ月を過ぎても何のアクションもしなければ、
品物は質流れとなりますが、
返済の義務もなくなりますので、
怖い取り立てなどもなく
安心して利用できるシステムになっています。