![4C以外にもあるダイヤモンドの買取基準](https://yamakawa78.com/wp-content/uploads/2021/10/kanteisyo-a.jpg)
先日のブログで、
「ダイヤモンドのグレードは4Cで決まる」
というお話をしました。
ダイヤモンドの価値としては4Cの要素で決定します。
しかし、実際の質屋の買取現場では
それ以外にもいくつかの要素を
考慮して買取金額を決定します。
今日はその4C以外の
要素についてのお話です。
鑑定書に記載されている4Cのグレードは
そのダイヤの基準となります。
鑑定書を見ればそのダイヤがどれくらいの
グレードであるかが分かります。
しかし、
ダイヤの買取査定をする時には
4Cだけでは判断しません。
まずは実物をしっかりと見ます。
![](https://yamakawa78.com/wp-content/uploads/2021/05/satei-a.jpg)
実物を見るポイント
1.インクルージョンの位置と種類
インクルージョンの入っている場所がどこらへんにあるか。
黒点なのか白濁なのか。
レーザードリルで穴が開いていないか。
ダイヤに欠けがないか。
などを実物で確認します。
2.蛍光性を確認
ダイヤモンドには、
長波紫外線に反応する蛍光性という特性を持っています。
この蛍光性によって
光を当てるとブルーや紫色に光るダイヤがあります。
この蛍光性が強いとダイヤ本来の輝きを損ねるため、
同じ4Cグレードであっても
蛍光性が強いものは査定金額が下がります。
ダイヤモンドの査定時には
4C以外の要素も含め、
総合的な評価で買取価格を決めています。
ちなみにこの蛍光性は鑑定書にも記載されていて、
蛍光性の少ない順に
None(無)、Faint(弱)、Medium(中)、
Strong(強)、Very Strong(極強)
の5段階に分類し表示されています。
StrongやVery Strongの評価のダイヤだと
同じ4Cグレードでも大幅に査定金額が下がる場合があります。
ですから質屋では
しっかりと実物を見ないと正確な買取金額は出せないのです。