
東海エリアに住む20歳以上の男女、2021年〜2025年の延べ104,031名を対象にした調査結果が発表されました。
住みここちランキングは、現在居住している街についての評価
(大変満足:100点/満足:75点/どちらでもない:50点/不満:25点/大変不満:0点)
の平均値をもとに算出されたものです。
(賃貸未来研究所調べ)
6年連続で1位となったのは、愛知県長久手市でした。
長久手市は、西に名古屋市、東に豊田市を抱えるベッドタウンで、
宅地開発が進む新興住宅地です。
商業施設が充実している一方で、自然も豊か。
人口は引き続き増加傾向にあり、
ジブリパークの開園によってさらに人気が高まっています。
私が学生だった40年前、長久手はまだのどかな町でした。
長久手高校に通っていた友人が
「田舎で、遊ぶところもない」
と愚痴をこぼしていたのを思い出します。
それが今では、住みここちランキング1位の街ですから、
時代の変化を感じずにはいられません。
以下が今回のランキングです。
1位 愛知県 長久手市
2位 愛知県 名古屋市昭和区
3位 静岡県 駿東郡長泉町
4位 愛知県 名古屋市千種区
5位 愛知県 名古屋市東区
6位 愛知県 名古屋市名東区
7位 愛知県 名古屋市瑞穂区
8位 三重県 三重郡朝日町
9位 三重県 三重郡川越町
10位 愛知県 日進市
2位は名古屋市昭和区です。
市のほぼ中央に位置し、
都心に近い立地でありながら、
鶴舞公園をはじめとした自然環境も多く残っています。
大学、図書館、美術館などの文化施設が充実しており、商業施設も豊富。
近年は再開発によるマンション供給が進み、
長く減少していた人口も増加に転じています。
一方、昨年3位だった名古屋市東区は、今年は5位に後退しました。
昭和区が評価された理由を当てはめるなら、
東区も決して引けを取らないように思えます。

東区も市のほぼ中央に位置し、
愛知大学、名城大学をはじめ、
旭丘高校、明和高校、東海高校、名古屋高校、愛知商業高校など、
愛知県内でもトップクラスの学校が集まる文教地区です。
文化施設としては、東図書館、徳川園、徳川美術館。
商業施設も充実し、名古屋で最も閑静な住宅街の一つといえる白壁地区もあります。
マンション供給の増加により、人口も増加傾向です。
さらに、
東海地区唯一のドーム球場「バンテリンドーム ナゴヤ」、
栄のランドマークであるオアシス21も東区にあります。
これだけの条件がそろっていて5位に後退したのは、正直なところ少し納得がいきません。
もっとも、アンケート結果ですから、そこは受け入れるしかありませんね。
東区の話題として忘れてはならないのが、質屋の存在です。
現在、東区にある質店は
大進洋行さん、冨田商店さん、そして質のヤマカワの3軒。
そのうち、実際に質預かりを行っているのはわずか2軒となりました。
昔と比べると、ずいぶん少なくなったものです。
東区の皆さまに長くご利用いただけるよう、
質のヤマカワも一日でも長く営業を続けられるよう、これからも頑張っていきたいと思います。




