【名古屋の質屋ブログ】東区の質屋はこんなお店です

 もう昨年の話になりますが、
東区質屋組合の忘年会に出席してきました。
(昨年と言っても、まだ1か月も経っていませんが…)

同じ東区で、同じ「質屋」という仕事をしている以上、
本来であればお互いにライバル関係にあたるはずです。
業種によっては、同業者同士が距離を置いたり、
あまり情報を共有しない世界もあると聞きます。

しかし、質屋業界に関して言えば、
そうしたギスギスした雰囲気はほとんどありません。
むしろ、
「斜陽産業」と言われることも多い質屋業界を、
どうやって次の世代につないでいくか
どうすれば、お客様にもっと安心して利用してもらえるか
そんな共通の課題を抱えながら、
同じ方向を向いて考えている仲間、という感覚に近い気がします。

先日も、そうした雰囲気の集まりがあり、
仕事の話はもちろん、
最近の業界動向から、プライベートな話まで、
本当にいろいろな情報交換をしてきました。

話題のひとつに上がったのが、
最近の質屋の営業スタイルの変化です。
ここ数年の傾向として、
「販売は行わず、質預かりと買取のみを行う」
という質屋さんが増えています。
人手の問題や在庫管理の手間、
そして防犯面のリスクを考えると、
この判断はとても現実的だと思います。
実際、
店頭で商品を並べて販売している質屋は、年々減少しています。
背景には、やはり昨今の治安の悪化があります。
高額商品を店頭に並べること自体が、
リスクになってしまう時代になりました。

そんな中でも、
東区にある3軒の質屋は、
すべて「販売」も行っているという点が特徴です。
もっとも、昔ながらのガラスケースに商品を並べて、
というスタイルではありません。
現在は、店頭販売ではなく、ネット販売が中心です。
インターネットを活用することで、
防犯面のリスクを抑えつつ、
より広いお客様に商品を見てもらうことができます。
また、
買取した商品をすぐに業者へ売却するのではなく、
自店舗で販売することができれば、
その分、買取価格にも還元できるというメリットがあります。

「少しでも高く買い取ってあげたい」
「お客様に納得してもらえる金額を提示したい」
そのために、
販売まで自分たちで手がけるという選択をし、
それぞれが工夫しながら、
日々頑張っている、という話にもなりました。

こうした情報交換ができるのも、
同じ地域で、同じ仕事をしている仲間がいるからこそ。
防年会やこうした集まりは、
単なる飲み会ではなく、
質屋という仕事を続けていくための、
大切な時間だと改めて感じました。