昨日は驚きのニュースが飛び込んできました。
「NY原油先物が史上初のマイナス!
1バレル=マイナス37・63ドルと、
史上初めてマイナス価格で取引を終えた。」
というニュースです。
初めてのことでよく分からないんですけど、
「売る人が買う人にお金を払って貰ってくださいね」
ってことなんですよね。
保管料がかさむ現物を抱え込みたくない
投機筋や生産者らが損失覚悟で投げ売りに走った為に
このような事態になったんですね。
金相場は史上最高値を更新する一方で、
原油相場がこれほど下落するというのは
10年前では考えられないことです。
金相場が上昇しだした約10年前は
原油相場と金相場は同じ動きで変動していました。
原油も金もドル建てで相場が出ます。
投資家は経済情勢・社会情勢の動向を分析し、
株や為替や現物を購入します。
原油も金も現物ですから
投資家のお金の流れは同じ動きになっていました。
金が上がれば原油も上がり、原油が下がれば金も下がっていました。
しかし、2020年のそれぞれの動きは逆で、
原油は下落傾向に対して金相場は上昇傾向になっています。
そもそも2020年は
株・為替・現物の相関関係が今までとは違ってきているので
致し方ないことかもしれません。
現在は史上最高値を更新する程の金相場高騰になっていますが、
不安定な相場は続いています。
ただ現在の日本では、全国に緊急事態宣言が発令している為、
不要不急の外出は控えるように言われています。
先の相場は誰にも読めません。
この先も上昇することを願って、
取り敢えず緊急事態宣言が解除されるまでは外出を控えましょう。
原油相場
金相場
nikkei225jp.comより