ほとんどの宝石は経年劣化により
少しずつではありますが、
輝きを失っていきます。
勿論宝石により個体差があります。
ダイヤモンドのように硬くて傷がつきにくい宝石は
経年劣化もし難いですが、
オパールやパールのように硬度の低い宝石は
経年劣化しやすい宝石になります。
パールはそれに加えて、以下の物にも弱いのです。
1.紫外線
太陽光に含まれる紫外線は、
真珠の色を変色させてしまいます。
2.酸
真珠の成分の大半は炭酸カルシウムで出来ています。
汗には酸が含まれています。
炭酸カルシウムは、酸で溶解します。
酸性である汗や香水、ヘアスプレー、酸性洗剤で
溶解してしまいます。
3.水
真珠は水にも弱く、
過度な湿気にさらされると光沢が失われていきます。
4.熱
真珠は乾燥にも弱いので直接熱風の当たる場所や
高温多湿な場所での保管は禁物です。
このように真珠は劣化のし易い宝石ですので
保管方法が大事になります。
ただ、そんなに難しい保管方法ではないので
以下の点を注意するだけで真珠を
光沢のある状態で長くご使用いただけますので参考にしてください。
パールを保管する時のポイント
使用後は乾拭き
パールを身に着けると、
パールに汗や化粧品がパールに付着してしまいます。
その為、使用後は乾いた布で汗などをふき取ってください。
少し日陰で乾かせたらよりベターです。
ケースに入れて保管
真珠は紫外線に弱いので
ケースに入れて日掛けに保管して頂くだけでオッケーです。
たまに防虫剤入りのタンスにしまっていて
変色してしまったというケースもありますので
防虫剤入りのタンスは気を付けましょう。