あなたのブランドバッグは大丈夫ですか?

 最近のコロナ感染者数は相変わらず全国的に多い状況ですが、
重症者数や死者数はかなり減って
コロナ禍も少し落ち着いてきた感じはします。
国内の人の往来も増えてくると、
質屋的にはコピー品を持ち込む「くさまし」が増加します。

「くさまし」は「置き込み屋」とも言いますが、
質屋や買取店に偽物の商品を偽物と知りながらも
買取や質預かりをする人たちのことを言います。
これはれっきとした犯罪です。
偽物を相手に本物だと偽って販売すれば、詐欺罪になります。
罪状はこれだけでなく、
ブランド品を偽造して販売しているわけですから
ブランドの商標権を侵害したということで
商標法違反になります。
ブランドを模倣してた商品を販売することは、
消費者を惑わす行為として
不正競争防止法違反にもなります。
このように偽物を質店や買取店に
入れ込むことは犯罪なのですが、
いまだに持ち込む人は減りません。
その為、質屋でも定期的に真贋判定の勉強会をしますが、
コロナ禍になってからはリアルの勉強会も出来ていません。
その代わりにオンラインの勉強会は増えました。
リアルとオンラインでは勉強方法も違います。
リアルの場合は、
本物のブランドバッグと同型のコピー品の両方を用意して、
実際に手に取って見比べます。
オンラインの場合は、
本物とコピー品の相違点を拡大して
ポイントを絞って勉強します。
どちらにも良い点がありますが、
個人的にはリアルに見比べた方が数段勉強した気になります。
やはり本物のブランドバッグを
実際に手に取って見ることは大事です。
でも、現在の実際の真贋判定には
拡大鏡を使って見比べたり
AIを使った判定機で判定するのも主流になってきました。
時代の流れは思っているよりも早いですね。
しっかりついていけるように日々勉強ですね。