一夜で億万長者に タンザナイト原石を発見の鉱山労働者
タンザニアの小規模鉱山の労働者がタンザナイトの原石を2つ発見し、一夜で億万長者となった。この原石は、同国の鉱山省に240万ポンド(約3億2000万円)で売却された。
(時事通信社より)
これまでに採掘された最大の原石は3.3キロだったが、今回サニニウ・ライザーさん(52)の発掘したタンザナイト原石は9.2キロと5.8キロだった。
今までに発掘された原石が3.3キロで今回発掘された原石が9.2キロと5.8キロですから一気に大きな原石が発掘されたことになりますね。
タンザナイトという宝石は以外にも歴史の浅い宝石になります。
鉱物名的にはブルーゾイサイトと言います。
1967年に東アフリカのタンザニアのアルーシャ地区メレラニ鉱山で、青色のゾイサイトが発掘されました。
この奇麗な宝石をティファニーがジュエリーとして製品化したことで1980年代にはアメリカを中心に人気を呼ぶ宝石となったのがタンザナイトの始まりです。
タンザナイトは、透明度が高く、自然光の下では良質のブルーサファイアのような青色に輝き、夜のライトの下ではブルーより紫色が強く出る多色性を持つ石として独自の地位を築きました。
採掘されるのがタンザニア地域に限られていることからこれからも希少性の高い石として高価な宝石として市場に出てくるでしょう。
記事のタイトルのように「一夜で億万長者に」というと、宝くじに当たってたなぼたで大金を手にしたように見えてしまいますが、実際は、コツコツと長年仕事してきた結果として大きなタンザナイトを発掘できたということです。
他人事は結果を見てうらやましく思ってしまいますが、良い結果の為にはプロセスが大事ということですね。