先日の七つ屋ブログで「世界三大腕時計」のお話をしましたが、
今日はその一つであるパテックフィリップのお話をさせて頂きます。
パテックフィリップは、1839年創業のスイスの高級時計メーカーです。
世界三大高級時計の中でも頭一つ抜け出したイメージのメーカーです。
何が凄いかというと、
ケース、文字盤からムーブメントに至るまでの製造全てを
専門の熟練した職人たちによって
手仕上げされているということです。
通常のメーカーでは機械を利用するところも手作業で仕上げられていきます。
そしてさらに凄いのは、
どんなに古い自社時計についても修理することができる
「永久修理」を謳っている所です。
これによって「パテック・フィリップの時計は一生もの」
というブランドイメージを構築することに成功しています。
このブランドイメージが維持されることによって一流の顧客を獲得し、
さらにブランドイメージを上げているメーカーです。
パテック・フィリップの代表的なモデルとしては
「カラトラバ」、「ノーチラス」、「アクアノート」があります。
まずは定番中の定番。
永遠のクラシックと呼ばれる「カラトラバ」。
1932年に発表されてから変わらぬフォルムで愛され続けているモデルです。
シンプルなデザインなのに一目でカラトラバと分かるデザインが
長い間愛され続ける理由の一つでもあります。
次に「ノーチラス」
パテックフィリップ初の本格スポーツウォッチとして1976年に誕生しました。
この時計は今までのパテックフィリップにはない斬新なデザインになっています。
デザインで最も特徴的なポイントは「耳」と呼ばれる
ケースの左右に飛び出した突起部分で、
この耳はノーチラスのシンボルデザインであると同時に
防水性を高めるための構造的な理由により取り付けられています。
そして、防水性を上げると分厚くなりがちなケースを薄く保ち、
防水性も上げるといった所にも技術の高さを感じます。
そして最後に「アクアノート」
スポーツ&エレガンスをテーマに1997年にデビューしました。
シンプルな「カラトラバ」とスポーティーな「ノーチラス」の中間的存在で、
スポーティーさとエレガントさを兼ね備えたモデルになります。
以上の3モデルがパテック・フィリップの代表的なモデルですが、
これら以外にも多くのモデルを輩出しています。
実用時計の域を超えて芸術品の域まで達しているような感じもします。
一度は身に着けてみたいブランドです。
最後に最近のパテックフィリップ事情を一つ。
それは、一部の人気モデルはデーパートのような正規店では購入することが出来ません。
予約も何年先になるか分からない状態のようです。
その為、ユーズド品が正規販売価格よりも高い値段で売られているというねじれ現象が現在の状況です。
私のような庶民からしたら、「流石、三大時計」としか言いようがありません。