
先日、学生時代の友人と久しぶりに飲む機会がありました。
その流れで、「ちょっと見てほしいんだけど」
と差し出されたのが、愛用しているオメガの自動巻き時計。
聞けば、最近どうも時間が遅れるようになってきたとのこと。
前回のオーバーホールから6年ほど経っているそうで、
タイミングとしてはちょうど良い頃合いです。
質屋をやっていると、こういったご相談は意外と多いものです。
当店では時計の修理業者と取引があるため、
メーカーに出すよりも抑えた費用でオーバーホールをご案内できます。
一般的に、ロレックスやオメガをメーカー修理に出すと5万円以上かかるケースが多いですが、
修理業者であれば半額以下で済むこともあり、
費用面でのハードルはぐっと下がります。
もっとも、「まだ動いているから大丈夫」
とオーバーホールを先延ばしにされる方も少なくありません。
特にロレックスなどは耐久性が高く、10年近く問題なく動いてしまうこともあります。
しかし、質屋の現場目線で言えば、これは少し注意が必要です。
内部の潤滑油は年月とともに確実に劣化しており、
そのまま使い続けると部品同士が摩耗し、
結果として大掛かりな修理につながることもあります。
実際に、長年メンテナンスされていなかった時計が、
オーバーホールだけでは済まず、部品交換で高額修理になるケースも見てきました。
そう考えると、5〜6年に一度の定期的なオーバーホールは、
単なるメンテナンスではなく「将来の出費を抑えるための予防策」と言えます。
時計は資産価値を持つ品でもあります。
良い状態を保つことが、いざという時の査定額にも影響してきます。
「まだ動いているから大丈夫」ではなく、
「動いているうちに手を入れておく」
これが、質屋としておすすめする賢い付き合い方です。





