質屋の暖簾がしちまる君に

 NTTが、携帯電話事業のNTTドコモを完全子会社化するというニュースが入ってきました。
大企業は分社化したり吸収合併したり忙しいですね。
昔から企業ブランドの比喩的表現で「のれん」という言葉を使います。
「暖簾を守る」「暖簾を汚す」「暖簾を分ける」などいろいろな場面で使われます。

質屋のイメージの一つに暖簾があります。
たまに時代劇を観ていると
江戸時代の質屋には暖簾が掛かっています。

ウィキペディアで調べると、
『暖簾(のれん)とは、
店先あるいは部屋の境界に日よけや目隠しなどのために
吊り下げる布のことである。
商店の入り口などに営業中を示すため掲げられ、
屋号・商号や家紋などが染め抜かれていることも多い。』
とあります。
質屋の暖簾の役割としては、
営業中であることのお知らせと、
中の様子が外から見えないように目隠しすることだと思います。
現在も暖簾を掛けている質店は意外と多く見られます。
今でも暖簾が質屋を連想させるアイテムになっているんですね。

七つ屋志のぶの宝石匣 より

漫画「七つ屋志のぶの宝石匣」に出てくる質店
「倉田屋」にもまだ暖簾が掛かっていましたね。
ただ、最近の質屋は質店舗に併設して
ブランド品や宝石などを販売する店舗が増えてきたために
暖簾を出さない質屋も増えてきました。

最近では、質屋のゆるキャラ「しちまる」を
イメージとしたお店も増えています。
ちなみに名古屋市東区の質屋『質のヤマカワ』には
暖簾はありませんが、しちまる君はいます。
併設の販売店舗もあり、
お買い得品・ほり出し物もいっぱいあります。
是非一度ご来店ください。