実は質屋じゃないんです。

 初対面の人と会って職業を聞かれた時に
「質屋です。」と答えると、
きょとんとされたり
「へ~、質屋ってまだあるんだ。」
とちょっと失礼な反応だったりすることがあります。
まー、確かに名古屋市内にある
質屋の数は50軒を切っています。
東区に関して言えば、わずか4軒です。
そういう反応もうなづけます。
そんな質屋を知らない人にはこうやって説明します。
「ブランドバッグや宝石などを質預かりしたり
買取したりするんだよ。」と説明します。
そう答えた時に一番多いリアクションは
「ああ、コメ兵と同じね。」と言われることです。

ここで皆さんが勘違いしていることは、
ブランドバッグや宝石や時計を買取するのは同じですが、
コメ兵さんは質預かりはしていません。
つまり、コメ兵さんは質屋ではないんですね。
コメ兵さんは本社が名古屋ということもあり、
名古屋人にとっては最も耳にするリサイクル業なんですね。
名古屋では40年前くらいから
「いらんものはコメ兵へ売ろう!」というフレーズで
CMをしていたので、名古屋人にとっては
「要らない物を売る時はコメ兵」
というのが定着しているのだと思います。
質屋も最近ではお金を借りる所というよりは
ブランド物を買取する場所という
イメージが強くなってきたので
「質屋」と「コメ兵」が
ごっちゃになってしまうのだと思います。
「質屋」=「リサイクル」
「リサイクル」=「コメ兵」
という図式が成り立っているのでしょう。
コメ兵さんは質屋ではないのですが、
愛知県では、昔から質屋とのつながりは多いんです。
質草として着物が主力商品だった昭和の時代には、
多くの質屋さんでは質流れになった着物を
コメ兵さんに買っていただいていました。
現在も直接取引をしたり
コメ兵さん主催のオークションに参加するなど
愛知県の質屋さんとは未だに繋がりが深いんですね。
だからと言ってコメ兵は質屋ではないんです。