女子の理系進学

”日本では大学進学で理系を選択する女性が少なく、
理系の女性割合はOECD諸国で最低だ。
なぜなのか。
東京大学国際高等研究所の横山広美教授は
「さまざまな要因があるが、
そのひとつとして親のジェンダー意識が
影響していると考えられる。
ジェンダー平等度の低い親はそもそも
進学自体に否定的であり、
母親が「女子は数学が苦手」という
間違ったステレオタイプを持っていると
娘の理系進学が下がる」という――。
(PRESIDENT Onlineより)

 昨日のヤフーニュースにこんなニュースがありました。
娘の大学進学に際して、
親の意向が大きく反映されているのが
リケジョが少ない要因のようです。
親世代が高校生時代には、
理系を選択するのは男子が多く、
女子は文系に進むのが当たり前の時代で育ってきました。
そうした親のジェンダー意識が
子供の進路に制約を与えて
理系に進みたい女子の進路を
閉ざしているという事でした。
この記事を読んで
確かに私たちの時代は
理系進学する女子は圧倒的に少なかったです。
私が入学した40年前の公立高校では、
入学時は男子女子の比率は半々でした。
しかし、3年時の進路別クラス分けになった時に、
私が希望した私立理系クラスは女子ゼロ人でした。
そういう時代を過ごした親世代の常識が、
女子は文系に進学するという
間違った偏見を植え付けてしまったのでしょうね。
私の友人の奥様も
娘さんの大学受験の時に
進学先にいろいろと指示を出していました。
娘さんは理工学部を希望していたのですが、
なぜか文系学部を勧めていました。
それでも理工学部へ行きたいと言う娘さんに、
「理系に行くなら薬学部にしなさい。
薬剤師になったら主婦になった後も
薬局でパートで働けるからいいわよ。」
と薬学部を勧めていました。
結局その娘さんは、
自分の意志を貫き理工学部に進学して、
今は楽しく勉強をしているようなので、
それはそれで良かったのではないでしょうか。

現在受験シーズン真っただ中ですが、
文系?理系?で悩んだときは、
「文系or理系診断! あなたはどっち?」
というマイナビ学生の窓口のサイトがありますので
一度試してください。

私も試してみました。
50年間ずーっと理系だと思って暮らしてきましたが、
診断結果はまさかの
「繊細な文系タイプ」
と出ていました。
厳密には【どちらかというと文系?】となっていたので
理系寄りの文系といったところでしょうか。
自分では純粋な理系タイプだと思っていたのに
実は文系タイプとなるのはちょっとショックでした。
そんなことなら文系に進んでおけばよかったのに。
まー今更、文系でも理系でもどちらでもいいのですが、
自分はず~っと血液型はA型だと思っていたら
実際はB型でショックだった感じと似ています。
(B型の人に怒られそうですが)
意外と自分のことは客観的に見れないので、
たまには他人から客観的に見てもらうのもいいかもしれません。
皆さんも一度診断してみてはいかがですか?