床屋派?美容院派?

 先日、友人と
「どこで髪の毛を切っているのか?」
という話で盛り上がっていました。
この話の参加人数は4人です。
床屋派3人、美容院派1人でした。
床屋派の意見としては、
「男だったら床屋でしょ!」(古い50代の考え)
や「ひげも剃ってもらって、スッキリするから」
なんて意見もありました。
一方の美容院派は、
「髪型がおしゃれ」(50代のおやじですが)
や「パーマが上手だから」
なんて意見もありました。
ただ、床屋派は3人いますから
当然「床屋がいいよネ」で話は終わりました。
ちなみに私も床屋派です。
その床屋派3人の共通点を見つけました。
それは、同じ床屋に30年以上通っているということです。
私に関しては、子供の頃からなので約50年同じ床屋です。
普通は、椅子に腰かけてエプロンをセッティングしている時に
「今日は、どのようにいたしますか?」って聞かれたりしますよね。
私の場合は椅子に腰かけて、何も言葉を発しませんが、
すぐに髪を切り始めます。
なぜならいつも同じ髪型だからです。
やはり50年の信頼と実績です。
安定感が違いますよね。
聞いた話ですが、
美容院は、スマホアプリで
簡単に予約ができる半面、
初回サービスキャンペーンにつられて
すぐ次の店に行ってしまって定着率が悪いと聞きます。
町に床屋さんがいっぱいありますが、
どこの床屋さんも長く続いていますから
床屋の定着率は高いんでしょうね。

 質屋はどうでしょうか?
定着率のデータはありませんが、
質屋の場合、初回キャンペーンや簡単予約サイトもありません。
そして、質屋の数も少ないです。
だから複数の質屋へ行っているという人は少ないと思います。
当店でも質預かりの新規客は減少しています。
ただ、最近北区と西区の新規のお客様が増えています。
当店は小さな質屋ですから
近隣の東区、千種区、中区が圧倒的に多いのですが、
なぜか北区、西区からご来店いただいています。
ちょっと調べてみたら
質屋組合登録の質屋は、北区が3軒、西区が1軒でした。
数年前まではもう少しあったのですが、
後継者不在などの理由で廃業する質屋が増えています。
名古屋市内では、50軒よりも少ない数になっています。
5年後に残っている質屋となると半分くらいになっているかもしれません。
当店も小さな質屋ですが、
地域の人に気軽に利用していただけるように
そして、5年後も10年後も生き残っていられるように
頑張って営業していきます。