
最近、年齢のせいもあるのか、SNSをあまり使わなくなりました。
X(旧Twitter)もFacebookもInstagramも、今ではほとんど触っていません。
もともとXやInstagramは個人では投稿しておらず、
仕事(質のヤマカワ)として使っていただけでした。
かろうじてFacebookだけは個人でも利用していましたが、
今ではほぼ休眠状態です。
思い返せば、十数年前にFacebookを始めた時の衝撃は大きなものでした。
学生時代以来、音信不通だった友人と、
ひょんなことから何十年ぶりに連絡が取れたりして、
「SNSってすごいな」と素直に感じたものです。
そんなFacebookで、私が一番「使ってよかった」と思っている出来事があります。
それは、高校時代の家庭教師の先生と再びつながれたことです。
中学・高校時代の私は、今だから言えますが、
とにかく勉強をしない子どもでした。
塾へ行っても授業は聞かず、遊んでばかり。
あまりにひどかったのか、
中学時代に通っていた塾の先生から
「君は他の生徒の迷惑になるから、辞めてもらった方がいい」
と言われたほどです。
さすがに親も見かねて、家庭教師を頼んでくれました。
そこで来てくれたのが、その先生でした。
その先生は、いわゆる“普通の家庭教師”ではありませんでした。
家ではまったく勉強しない私を、泊まりがけでお寺に連れて行き、
テレビも何もない環境で「お寺合宿」をしたり、
逆にやる気が出ない時は、車で連れ出して
ゲームセンターで遊ばせてくれたり。
今思えば、よくこんな生徒を相手にしてくれていたなと思います。
そんな先生は、勉強だけでなく進路についても真剣でした。
私立理系クラスにいた私は、私立大学しか受験する気がありませんでしたが、
先生は
「点が取れなくてもいいから、共通一次試験(今の共通テスト)を受けなさい」
と強く勧めてくれました。
正直、当時は国公立へ行く気がなかったので
まったく本意ではありませんでした。
それでも国公立大学を受験することになり、
第一希望の私立大学が不合格だったため、
先生が勧めてくれた第二希望の国公立大学へ
結果的に進学することになりました。
しかし今振り返ると、その大学へ進学したことが
私の人生の大きな転機だったと感じています。
「ちゃんとお礼を言えていなかったな」
そう思っていた時、Facebookで偶然その先生を見つけました。
半信半疑でメッセージを送ると、
先生も「変なメッセージが来た」と思ったらしく、
最初は警戒しながら返信をくれました。
それでもやり取りを重ね、
実際にお会いして感謝の気持ちを伝えることができました。
この時ばかりは、「Facebookって本当にすごいな」と思いました。
後日談ですが、
その家庭教師の先生は現在、
某大手学習塾で東大進学クラスを教えている先生になっていました。
「どうりで当時から教え方がうまかったわけだ」と、妙に納得しました。
10年ほど前までは、Facebookもそれなりに使っていましたが、
今ではほとんど利用していません。
最近、Facebookがファクトチェックを廃止するというニュースもありました。
これからFacebookがどう変わっていくのかは分かりませんが、
せめて、
おじさんでも安心して使えるSNSでいてほしいですね。






