【名古屋の質屋ブログ】電話一本で契約?その前に知っておくべき落とし穴

 お店をやっているとよくある話ですが、
営業時間中にセールスの電話がかかってきます。
先日も、「中部電力保安センター」を名乗るところから
「電気の検査に伺うので日程を決めたい」という電話がありました。
しかし最近は、電力会社を装った営業や詐欺も増えています。
そのため、私はすぐに「結構です」とお断りしました。
それでも相手はしつこく話を続けてきたため、
何度か繰り返し断ると、最後は一方的に電話を切られてしまいました。
なお、「中部電気保安協会」は実在する団体ですが、
「中部電力保安センター」という名称ははっきりしません。

本来、公的機関などによる点検であれば、
事前に書面や郵送で通知が来るのが一般的です。
いきなり電話で日程調整を求めてくるものの多くは、
実態としては営業であるケースがほとんどです。
このような電話は、一般のご家庭にもかかってきます。
ただし、特に注意が必要なのは個人事業主の方です。
私のように店舗を経営していると、
こうした電話が多いだけでなく、
一度応じてしまうと厄介な問題に発展することがあります。
その理由の一つが「クーリング・オフ制度」です。
一般の消費者であれば、訪問販売で契約しても
一定期間内なら無条件で解約できます。
しかし、事業者同士の契約には
このクーリング・オフ制度が適用されません。
つまり、個人事業主や小規模店舗の場合、
一度契約してしまうと簡単には解約できないのです。
そのため、業者側は
個人商店や個人事業主を狙い、
電話でアポイントを取り、後日訪問して契約を結ばせようとします。
一見もっともらしい内容でも、
安易に応じるのは非常に危険です。
個人の方も油断は禁物ですが、
個人事業主の方はそれ以上に慎重になる必要があります。
対策としては、
「会社名だけで信用しない」
「その場で決めない」
「不要ならはっきり断る」
この3つを徹底することが大切です。
“なんとなく対応する”が一番危険です。
冷静に判断し、不要なものはきっぱり断る。
それが、自分の身を守る一番確実な方法です。