紙の健康保険証や運転免許証を2024年にも原則廃止して、
マイナンバーカードと一体化する方向で調整を進めていて、
13日に政府が発表する見通しであるというニュースが飛び込んできました。
マイナンバーカードを作ると、
マイナポイントを最大20,000円分付与するというキャンペーンを
2022年12月末まで延長して実施中にこのニュースはびっくりでした。
5,000円分のマイナポイント進呈ではなかなか普及しなかったので
20,000円分までポイントを引き上げて普及率を上げようとしましたが、
思うような成果が出なかったのでしょう。
それにしても、紙の健康保険証と運転免許証を
2024年にも原則廃止にしてしまうのはかなり乱暴な感じがします。
高齢者や認知症の方などは、
マイナンバーカードを作りたくても作れない人もいます。
以前に当店に来店していただいたお客様で、
マイナンバーカードを作れないお客様がいらっしゃいました。
その方は、マイナンバー通知カード(紙製)は持っていましたが、
写真入りのマイナンバーカードはお持ちではありませんでした。
マイナンバー通知カード(紙製)では公的証明書にはならない為
その時は、お取引することができませんでした。
質屋で初めてお取引をする時には公的証明書のご提示をお願いしています。
現在一般的な公的証明書と言えば、
健康保険証、運転免許証、パスポートそしてマイナンバーカードです。
マイナンバーカードを持っていなくても健康保険証や運転免許証を持っていれば
公的証明書として使っていただけます。
それをマイナンバーカード一元化にしてしまうと、
その1枚を紛失したら何もできなくなってしまいます。
複数別れていたものを1つにするということは一見便利なようにも見えますが、
リスクヘッジの点からいえば、かなりリスクが高くなるような気がします。
お願いだから強制的に一体化するのだけはやめて欲しいです。