紙のタウンページがなくなる

 先日、中日新聞の一面に
紙の電話帳「タウンページ」が終了するという記事がありました。
130年余りにわたる歴史に幕を閉じるそうです。
確かに我々世代の50代でも紙のタウンページでお店を調べることはありませんからね。
使う世代と言えば、70代・80代が多いのでしょう。
高齢者でも音声認識機能を使えばスマホで簡単に検索できますから
紙の需要は減少するのも致し方ない事です。

 タウンページと言えば質屋と深いかかわりあいがあります。
30年前の質屋の広告媒体の主な物と言えば、
紙のタウンページと野立て看板広告でした。
タウンページでは、1面全部を1社で載せている質屋も数軒あり
1/2面、1/4面が多かったと記憶しています。
タウンページに大きく掲載する業種としては、
運送(引っ越し)、探偵、リフォーム、生活トラブル系(水道・鍵など)
などが多く、次いで質屋が大きく宣伝していました。
約40年前のバブル期全盛の頃なんかだと
質屋同士が競い合ってより大きな広告を出したり
名古屋の質屋でも三重県や岐阜県などの遠方のタウンページにも掲載したりと
タウンページに宣伝広告費をいっぱいかけていた印象がありました。
いつでもどこでもお店を検索できるZ世代からしたら
「名古屋市」「春日井市」「一宮市」などそれぞれの市ごとにしかお店を探せない
昔の紙のタウンページは、全く使い物にならない検索ツールなんでしょうね。

 物を買う時には現金払いから電子マネーへ、
買いに行くお店もリアルな店舗からネットショップへ、
そしてお店を調べるなら紙のタウンページからグーグル検索へ。
いろいろなことがリアルからネットに替わってきています。
質屋も店頭の取引からネット取引に変わっていくのでしょうか?
この時代の流れの速さに50代の店主もついていけるように頑張りたいです。