大丈夫?カスタムロレックス

 たまにステンレスモデルのロレックスでステンレス部分が黒くPVD加工されたモノを見かけます。
PVD加工とは、金属の表面に薄膜をコーティングして素材に色を付ける処理のことです。
これはロレックスが正規で販売しているのではありません。
業者が、ロレックス社の製品を独自に加工して販売しているものです。

カスタムロレックス お得?損?

PVD加工されたロレックスの販売価格

販売しているお値段は当然加工賃が掛かりますから正規で販売されているロレックスよりも高価な価格になります。
モデルや販売しているお店によっても違いがありますが、日本定価の2倍以上で販売しているモデルもあります。
見た感じもステンレスが黒いのは新鮮で格好いいですし、
特別に加工してあるので他人とは一味違ったものを持っている特別感があります。

PVD加工されたロレックスの買取価格

結論から言うと、正規品よりも高い値段を払ってカスタムしてもカスタム代は売却時にはほとんど反映されません。
自動車でもノーマルは嫌だからと言ってエアロパーツを全面に施すフルエアロにしても社外品で地面すれすれのフルエアロにすると売却時には車検が通るかどうか分からないということで値段が下がってしまう事があります。
ロレックスの場合も正規店以外で加工してしまうとロレックスでは修理してくれません。
その為、買取値段もプレミアム価格にはなりません。
むしろノーマルよりも安くなることが多いです。
 中古品のオークションにも何回かカスタムロレックスは出品されていますが、相場はまちまちで、
正規品の同じモデルよりも少し安く落札されてしまうこともあれば、
正規品の相場より少し高い値段で落札されたモデルもありました。
オークションという特性から欲しい人がいれば高くなりますし、欲しい人が全くいない時には相場よりも安くなってしまうようです。

ロレックスは本来相場のばらつきの無いブランドですが、カスタムを施したロレックスは相場が安定していないのが現状のようです。

まとめ

いろいろな意味でノーマルをお勧めします。
売却をする時は、安くなってしまいます。
もし売却せずに一生涯使うから大丈夫という人もいますが、
年式の古いロレックスはロレックス社でないと修理できない物もあります。
そういった意味でもノーマルのロレックスがベストな選択です。

ただし、
カスタムをしたとはいえ、ロレックスに変わりはありません。
他の人気のないブランドよりは高値にはなります。
当店でもお取扱いいたしますのでお気軽にお持ちください。