【名古屋の質屋ブログ】企業の顔はロゴに出る

ホンダは2026年1月13日、
四輪事業における新たなシンボルとして、新デザインの「Hマーク」を採用することを発表しました。
このHマークは1963年に初めて採用されて以来、時代に合わせて細かな変更を重ねながらも、長年にわたりホンダ四輪車の象徴として使われてきたものです。(Yahooニュースより)

会社にとってロゴというのは、それほどまでに重要な存在です。
縦横比や線の太さ、文字の形がほんのわずかでも違えば「別物」として扱われてしまう。
それだけロゴには、企業の信用や歴史、価値観が凝縮されています。

この「ロゴの重要性」がよく分かる例が、ルイ・ヴィトンです。
ルイ・ヴィトンは創業初期、模造品が横行したことをきっかけに、「L」と「V」を組み合わせ、星や花を配したモノグラムを考案しました。
これは単なる装飾ではなく、ブランドの真正性を守るための仕組みそのもの。
その役割が今も変わらないからこそ、ロゴデザインもまた普遍的な価値を持ち続けています。

エルメスも同様で、基本となるロゴはずっと同じ。
厳密にはごくわずかな修正が入ったことはあるようですが、「変えないこと」そのものがブランド戦略と言えるでしょう。
このようにロゴとは、企業のアイデンティティそのものだと言っても決して大げさではありません。

実は当店にも、もちろんロゴがあります。
今から20年前、店舗を新装したタイミングでロゴも制作しました。
外注するとかなりの費用がかかるため、義兄にお願いして作ってもらうことに。
身内ではありますが、美大卒で会社でもデザインを担当しており、その道のプロです。
こちらの要望を伝え、いくつもの案を出してもらいました。
最終的に選んだのが、山川の「山」をイメージしたこのロゴ。
義兄いわく「提案した中では、正直かなり下位の案」だったそうですが(笑)、
不思議とこれが一番しっくりきました。
制作から20年が経ちましたが、
電話でお問い合わせをいただくお客様から
「三角の“質”のマークのところですよね」
と、ロゴのイメージだけで覚えていただいていることがあります。
派手さはありませんが、
長く使い続けることで、少しずつ信用を積み重ねていく。
それはロゴも、質屋の商いも同じなのかもしれません。
そう思うと、あの時このロゴを選んで、本当に良かった。
そして、義兄に作ってもらえて良かったと、今でもしみじみ感じています。