ジュエリーのホワイト色はホワイトゴールドからプラチナに変わりつつあります

 最近の金相場高騰は異常なくらいの高騰で、
11月から少し下落し、
今は高値安定で相場も落ち着いてきました。
一方のプラチナ相場は、
相変わらずの低迷続きで、
プラチナ相場は金相場の半値くらいの値段になっています。

今日の販売価格
K24 6,219円(税抜)
Pt 3,430円(税抜)

そこでふと思ったのが、
私が宝石商社に勤めていた30年前は、
ホワイトゴールドはプラチナの代用品で
製品化されていました。
当時は、プラチナの方が金よりも高価な材質でした。
プラチナ製で商品を作ると割高になってしまうことから
同じ色のホワイトゴールドで
製品にする方が割安に作れるので
18金ホワイトゴールドの製品が出回りました。
その後もずーっとプラチナ相場の方が
金相場より高かったため、
ホワイトゴールドは日本の市場に出回りました。
実は知らない人も多いのですが、
ホワイトゴールドの色は
少し黄色味がかったシルバー色です。
18金の場合、75%は金です。
25%の混ぜ物によってイエローゴールドであったり
ピンクゴールドであったり
ホワイトゴールであったりの色にします。
その為、18金ホワイトゴールド(K18WG)は
本来金色である75%の金に
25%混ぜたくらいでは完璧なプラチナ色にはなりません。
その為、ホワイトゴールド製品は、
ロジウムメッキをかけてより綺麗なプラチナ色にします。
プラチナは元々メッキをしなくても
プラチナ色ですからメッキはかけません。
(一部メッキを掛けた商品もあり)
ですから、ホワイトゴールドは
ロジウムメッキという一工程多いのでコストが掛かります。
それでもホワイトゴールド製の方が安く作れていました。
しかし約5年前から金の方が
プラチナよりも高い時代がずーっと続いています。
その為、プラチナの代用品としての
18金ホワイトゴールド製は必要なくなりました。
それでもホワイトゴールド製の商品は販売されています。

元々、ジュエリー用にプラチナを使うのは日本くらいで、
海外ではプラチナをジュエリー用に使うことは
ありませんでした。
しかし最近では、
ティファニーやカルティエといったハイブランドでも
プラチナ製のジュエリーは増えてきました。
ジュエリー用のプラチナ需要が世界的に増えれば
プラチナ相場ももう少し上がるかもしれませんね。

5年前にホワイトゴールドを購入して
持っている人にとっては、
今の金相場の高騰により資産価値は上昇しました。
もしそのホワイトゴールドが不要なら
今が売り時かもしれません。
ご売却の場合は質のヤマカワをよろしくお願いします。