親族とのお別れは突然ということが多いかと思います。
葬儀の後に行わなければいけないことの一つに遺品整理があります。
遺品整理とは、故人の残した品(遺品)を整理することです。
遺品とは、いわゆる遺産の内でも動産など物品全般を指しますが、こと故人が生前に使用していた生活雑貨や衣類・家具・家電製品など古物としては財産価値の薄い品物も含まれます。
そんな時にやりがちなのは、不用品回収業者を呼んで、すべてまとめて処分してしまうことです。
不用品回収業者はゴミなどの不用品を処分することのプロです。
資産価値のある動産を買取するプロではありません。
すべてを処分した後に後悔しないように遺品整理する時の失敗しないコツをお話しします。
遺品整理で失敗しないためにするべき3つのコツ
1 ゴミなどの不用品と資産価値のある物は業者を分ける
よくある失敗例として、
故人の遺品をすべて不用品回収業者に処分した後で、実は価値のある貴金属や時計などを二束三文で売却してしまったというお話をよく聞きます。
遺品の中には資産価値の高い物もゴミにしかならない物も混在しています。
まずはゴミのような不用品と資産価値のある物と仕分けすることが大事です。
価値があるかないか分からない物は取り敢えず価値のある方に分類しておきましょう。
2 アイテムごとでグループ分けをする
全部のアイテムを得意とする買取業者は存在しません。
昔から「餅は餅屋」というようにそれぞれ得意な物を
それぞれの業者に細分化して買い取ってもらうことが高価買取のポイントとなります。
A 宝石・貴金属、ブランド時計、ブランドバッグ・財布
B スマホ、パソコン
C 洋服、ブランドアパレル品
D 家電・電化製品
E 家具
そしてゴミなどの不用品
などたくさんの種類の物があります。
まずはこれらをの仕分けをしましょう。
3 アイテムごとで得意分野のお店に売却
アイテムごとにお勧めのお店があります。
A 宝石・貴金属、ブランド時計、ブランドバッグ・財布・小物類は質屋が得意
B スマホ・パソコンはパソコン買取専門店
C 洋服はブランドアパレルを得意とする質屋がありますが、ブランドでない物はリサイクルショップになります。
D 家電・電化製品の中でも小型の物は質屋、
大型家電はリサイクルショップ。大型の物は製造から年数が経っているとリサイクルショップでも扱わない場合がありますので注意が必要です。
E 家具はブランド家具以外はあまり値段が付かない場合が多いので、売却する前に引き取り料が掛からないかを確認してから出張買取を利用することをお勧めします。
このように品物を分類したら順番に売却していきましょう。売却する順番も重要なポイントとなります。
高額品を最初に売却して、最後に引き取り料の掛かる大型の物を整理するのがベストです。
最初に大型の物から出張買取を依頼すると、「ついでに宝石やブランドバッグも買取します」と言われて安い値段で買い取られてしまったというケースをよく聞きます。
ですから順番も重要です。
宝石・貴金属・腕時計・ブランドバッグ
↓
スマホ・パソコン
↓
洋服
↓
電化製品
↓
家具
の順に売却するのがベストです。
以上が、失敗しない遺品整理のコツになります。