質屋店主のつぶやき

 先日、ブランドバッグのコピー品の持ち込みがありました。
そのコピー品はスーパーコピーとまでは行かず、
それなりのコピー品でした。
通常の質屋であれば見分け出来る
範囲の物でしたのでお断りしました。
そのお客様は、
親から譲り受けたもので
全くコピー品だとは気づかなかったので、
少し残念な面持ちで帰られました。
コピー品を持ち込む人にはいくつかの理由があります。
今日はどんな理由で持ち込むのかをタイプ分けします。

コピー品を持ち込む人

1.コピー品で利益を出そうとする人

質屋を騙して安く仕入れたコピー品を入れ込んで利益を得ようとする人。
このように騙す目的で持ち込む人をくさましと言います。
くさましは犯罪ですから当然お断りします。

2.本物かどうかを知りたい人

プレゼントで貰ったりフリマアプリやネット通販で買ったけど、
本物かどうか知りたくて持ち込む人。
これは、「フリマアプリで買ったんだけどちょっと怪しいので見て欲しい。」
と言ってお持ち頂くことが多いです。
こういう場合は、
持ってきた方も被害者になりますので
アドバイスをさせて頂くこともあります。

3.全く気付かずに持ってくる人

コピー品だとは全く知らずに持ってくる人。
全く知らずに持ってくる人は、
扱えないことを伝えるとがっかりされて帰られます。

だいたい、この3パターンが多いのですが、
先日のお客様はまさにパターン3でした。
「いくらになるだろう」と期待してお持ちになっただけに
がっかりして帰られる後姿を見ると
少し申し訳ない気持ちになりました。

ただ、コピー品を売ることは犯罪となりますので、
コピー品と疑わしいものは売ることは勿論、
買うこともダメですので気を付けてください。