思い込みは間違える元

 先日、販売店舗の入り口から
学生服を着た高校生が入ってきて、
「買取できますか?」
と質問されました。
当店は、販売店舗から入店して
「買取」や「質預かり」をするお客様と
質・買取入り口から
「買取」「質預かり」を利用するお客様が
半々の割合でいらっしゃいます。
その為、販売店舗から入店したお客様が
「買取」を依頼されることは良くあります。
ですから

高校生高校生

買取できますか?

と聞かれたら

店員N店員N

高校生の場合は買取できません。

と答えました。
その説明をした後に
高校生は
販売店舗のショーケースに並んでいるゲーム機を指さして

高校生高校生

このゲーム機安すぎるから欲しいんだよね。

と言っていました。
私はてっきり
買取で品物を売って
その代金でゲーム機を買いたいのだろう?
と内心思いました。
しかし、そのお客様が帰って5分後に
ふっと違う意味で言っていたのかも?
と思いました。
高校生は確かに
「買取できますか?」と
言っていましたが、
実は
「買ってもいいですか?」
という質問だったのかも?
とふっと浮かんできました。
そのゲーム機は小銭で購入できる物だったので
高校生の小遣いでも購入可能です。
わざわざ自分の物を売って
そのゲーム機を購入するというのは考えにくいです。
高校生からしたら
「質屋は成人していないと利用できない」
という認識があった為に
販売も成人していないとダメなのかな?
という気持ちで
「買取できますか(買えますか)?」と聞いたのかなと
私は後から思いました。
質屋の店主からしたら
「買取」というワードを聞いたら
即座に「品物を買い取りさせていただく」
と判断してしまいました。
思い込みとは恐ろしいです。
他の情報が入ってきませんでした。
歳を取ると理解力が衰えてしまって困りますね。
この話を同業者にしても
私と同じように答えるかもしれませんが、
一般の方からしたら
「なんでそんなことも理解できなかったの。」
と言われる案件かもしれません。
それにしても
その高校生のお客様には申し訳ない事をしました。

ここでおさらいです。
《販売》は年齢に関係なく、どなたでも購入していただけます。
《買取》は二十歳以上に限らせていただいています。